コピーのお仕事2
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こちらは、ワールドの男性ファッション「モールラック」カタログ。コンセプトリニューアルから入ったお仕事でした。バブル末期のものです。 その当時モスバーガーで、オブジェを作っていた作家の方との記念すべきお仕事。こんな楽しくて素敵な冊子は、もう作れない（もう書けない）かもしれないので、ご紹介の意味も込めて、掲載しておきますね！

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--WONDERFUL WORLD--

なんにせよ、自然と真正面に向き合うこと。
人が見失っていたものは、そこにある。

たとえば、森の声を聞くことも
そのひとつだといえる。
大自然の旋律に心を合わせれば、 本当は誰にでも聞こえる。
そういうものなのだ。

もっと快適な時間を手に入れる、 新しい自然との付き合い方 「WONDERFUL WORLD」

ここから、もっと楽しく
もっとリラックスした
心地よいスタイルを探そうではないか。
 　　　

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--SILVAN STILE--

快適を手に入れるのは、森を訪ねるしかない。
森のリズムに身をゆだね、静寂に身を浸してみる。

何もしない。
静寂の心地よさが、じんわりと染みてきた。
週末のささやかな愉悦ではあるまいか。

しかし、たったひとつ言えるのは、 自然の法則にさかわらず、 人と自然が調和することから
すべては始まるということだ。

新しいスタイル「SILVAN STILE」。
もうひとつ、自分の快適で、
『うむ』といいたいな。 　　　

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--ビクニックに目覚める--

ヴィッテルの水のように
空気の感触が心地よいと感じたら、 週末はピクニックに出かけたい。
何も遠くまで行く必要はない。
ちょっと散歩がてら、足を伸ばせばよいのである。
芝生に無造作に広げたクロスと、 簡単にしておいしい料理たち。 しかし、仲間と趣味の良さにはこだわって。
ま、そんなところか。

気楽にこだわる。
それが流儀。
ただ腰をおろせば、そこが食卓になる。
太陽の下、のんびりと過ごす一日。
おおらかな愉しみである。

大きく深呼吸すると・・・ ほら、森を思い出すというわけだ。 　　　

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-ナイフが楽しい時を切り開く-

ピクニックなら、フランスパンと
チーズとワインがあれば愉しめる。
そこでオピネルのナイフなら
きっともっと愉しくなる。

18世紀の終わりごろ、フランスで誕生した
飾り気のないフォールディングナイフだ。
手に素朴なハンドルと、研ぎやすいブレード。

使うごとに味が出てきて、いつのまにか
手放せなくなる。
100年前と変わらないデザインと究極の実用性。
脱帽のほかない。そして何しろ飽きがこない。

長年、登山家たちに愛されてきたのも十分うなづける。
小枝を切るのもよし、パンを分けるのもよし。
まったくよくできた道具である。
 　　　

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全部が書きおこしという今では考えられないお仕事。 最初はもう少し軽いタッチだったのですが、担当者の方が、開高健ファンで リクエスト通りに、書き起こしなおした記憶があります。
後日談になりますが、これはフリーでいただいた一本ものだったのですが、 それから5年後くらいにまだ同じコピーを使っていただいていて本当に感激しました！
　　　
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